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広島大学 2018年度
文系数学 第2問

問題

次の問いに答えよ。

(1) 実数

を満たすとき、不等式

が成り立つことを示せ。

(2) 上と同じ範囲の実数 に対し、

により定まる実数 は、 についての整式 を用いて

と表すことができる。このような を一つ求めよ。

(3) (2) で求めた を用いて、数列

により定める。数列 の一般項を求めよ。

(4) (3) の数列に対し、

となる最小の自然数 を求めよ。

出典:広島大学 2018年度 前期 文系 第2問

方針

解法1

半角公式により と読む。 から一次式の漸化式を得て,固定値からの差で一般項を求める。

解法2

半角公式から を決めた後、一次漸化式を繰り返し代入して有限等比級数として解く。固定点を先に求めない形でも一般項が得られるため、主解の検算になる。

解答

解法1

(1)

では である。したがって

より

である。

(2)

より である。半角公式から

である。 に入るから

でよい。したがって

である。

(3)

であり, を引くと

である。 より

である。

(4)

(3)より

である。これが 以下となる条件は

である。 より,最小の自然数は

である。

解法2

(1)

半角公式と の範囲から

である。さらに

だから

(2)

また

したがって指定された の範囲で余弦の値から角は一意に決まる。よって

(3)

漸化式を繰り返し代入すると、 について

有限等比級数の和と を使えば

この式は でも成り立つ。

(4)

一般項から

したがって

より、最小の自然数は

である。