方針
領域 は三直線の交点から三角形として把握する。格子点は の値ごとに列挙する。さいころ2回は該当する格子点を数え, 回の場合は の可能な組を列挙して,最小値・最大値が指定される確率を数える。
解答
(1)
境界線は ,, である。交点を求めるとである。したがって はこの3点を頂点とする三角形の周および内部である。
(2)
を整数として調べると, に含まれる格子点はである。
(3)
であるから,(2)のうち該当する点はの5点である。全事象は36通りなので,求める確率はである。
(4)
であり, が に含まれる組はだけである。 となるのは,すべての目が のいずれかで,少なくとも1回は ,少なくとも1回は が出るときである。その回数は通りである。また となるのはすべて が出る1通りである。よってである。
別解
解法2
方針
領域と格子点を図で確定した後、(4)では「すべての目が区間 に入る」事象を使う。最小値と最大値を同時に指定する確率を、区間の両端を欠く場合の包除原理で数える。
解答
(1)
3本の境界線の交点は不等号の向きを確認すると、 はこの3点を頂点とする三角形の周および内部である。
(2)
各整数 についてを満たす整数 を並べる。得られる格子点はである。
(3)
座標がともに 以上 以下である格子点はの5点である。36通りの出方は等確率なので(4)
と (2) の格子点を合わせると、可能な組はだけである。
となるには、すべての目が に入り、かつ と が少なくとも一度ずつ出ればよい。包除原理により、その列の本数はまた は、すべて である1列だけである。したがって
総評
難度5,計算量5。想定時間は15分程度。前半の領域把握と格子点列挙を後半の確率に使う構成である。最大値・最小値の組では順序つきの出目ではなく を数える点に注意が必要で,少なくとも一度出る条件を除外で処理するのが確実である。 別解では格子点を図中にすべて示し、最小値・最大値の同時指定を区間事象の包除原理として数え直した。