方針
左辺を ,, に分けて計算し, を の関数として表す。各区間での増減と端点値を調べ,水平線 との交点数が合計4個になる範囲を数える。
解答
与式をと見て,右辺を とおく。
では だからである。この区間では最大値41をとり, に近づくと値は16に近づく。
では で絶対値が切り替わるので,である。したがってであり,である。よって で減少, で増加し,である。
では だからである。この区間では最大値33をとり, に近づくと値は24に近づく。
増減と接続点をまとめると, の概形は次のようになる。
以上から交点数を数える。 では,左区間で1個,中区間で2個,右区間で1個,合計4個である。 でも,端点の重複を含めて合計4個である。 では,左区間で2個,中区間で0個,右区間で2個,合計4個である。一方, と では合計3個になる。
したがって求める範囲はである。
総評
【公式出題意図との対応】公式の出題意図は,方程式を の形に直し,絶対値を含む積分を処理したうえで,グラフの交点数へ帰着できるかを確かめることにある。
難度6,計算量6。想定時間は22分程度。絶対値積分を正確に分け,得られた関数の増減から解の個数を読む問題である。採点点は の積分計算,端点値13,16,24,33の整理,端点で解の個数が変わることの確認である。
【独立検算】独立検算では各区間の2次式・微分・端点値を別々に再計算し, では3解, ではちょうど4解となることを確認した。