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北海道大学 1983年度 前期日程 第2次学力試験理系数学 第1問

0x1で定義された関数f(x)=2x1について,次の問に答えよ.

(1) y=f(f(x))のグラフをかけ.

(2) f(f(f(x)))=xとなるxの個数を求めよ.

難易度5/ 10計算量4/ 10目安18

関数方程式・不等式 場合分け、グラフの概形数え上げ

方針

折れ点を順に求めて f2(x) のグラフを描く。f3(x) は長さ 1/8 の8区間で傾きが交互に ±8 となるので、各区間で f3(x)=x を解く。

解答

(1) f(f(x))=22x11である。折れ点はx=0, 14, 12, 34, 1で、対応する値は順に1, 0, 1, 0, 1である。したがって、これら5点を線分で結んだW字形のグラフとなる。

(2)
f3(x) は各[j8,j+18](j=0,1,,7)で一次関数であり、端点での値は 1,0,1,0,,1 と交互になる。

j が偶数なら f3(x)=j+18x だからx=j+19.j が奇数なら f3(x)=8xj だからx=j7.いずれも対応する区間に1個ずつ入る。よって解は19, 17, 13, 37, 59, 57, 79, 1の8個であり、求める個数は8である。

別解

解法2

方針

f(y)=x の逆像が y=(1±x)/2 であることを利用する。3回逆にたどると8本の一次式が得られ、それぞれと y=x の交点が1つずつある。

解答

(1) f(f(x))=22x11なので、絶対値の内側の符号が変わる2x1=12から x=1/4,3/4 が新しい折れ点となる。x=1/2 も合わせ、各点の値を代入すれば(0,1),(14,0),(12,1),(34,0),(1,1)を結ぶグラフを得る。

(2)
0x1 に対してf(y)=xの解はy=1x2,y=1+x2の2個である。したがって3回の逆像には、各段階で符号を選ぶ8通りがあり、いずれも [0,1] を長さ 1/8 の相異なる区間へ写す一次式となる。

各一次式はその対応区間上で傾きの絶対値が 1/8<1 だから、y=x との交点をただ1つもつ。また8区間は内部で重ならない。よって固定点は各枝に1個ずつあり、個数は8である。

総評

絶対値関数の反復合成と固定点の個数が主題である。目安時間は18分。折れ点を順に倍増させ、各解が担当区間内にあることを確認する。区分一次式と逆像の8枝という独立な見方で、解が8個であることを照合した。

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出典: 北海道大学 1983年度 前期 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。