方針
底面の正三角形の中心を使うと、 から頂点 は底面の外心、すなわち重心の真上にある。(1)は底面の外接円半径と から高さを出し、底面積に掛ける。(2)は座標を置き、 として の座標を表す。 となる対称性を確認したうえで、内積または余弦定理で を方程式に直し、 に合う解だけを採用する。
解答
(1)
底面 は一辺3の正三角形である。その外接円の半径は である。 なので、点 は底面の外心、すなわち正三角形の中心の真上にある。
四面体の高さを とすると、底面の中心から各頂点までの距離が であるから である。したがって である。
底面積は である。よって四面体 の体積は である。
(2)
座標をとおく。底面の中心は であり、(1)より高さは1だから とおける。 とおく。 は辺 上、 は辺 上にあるので である。ただし である。
まず同様に である。またしたがってこれが に等しいから である。整理すると を得る。よって である。 なので、採用できるのは である。これは も満たす。したがって である。
底面中心と等距離の頂点
別解
解法2
方針
底面の中心を とし、 を高さとして(1)を求める。(2)は と置く。三角形 の底辺 への中線を使って を求め、正三角形 から として、三角形 に余弦定理を適用する。
解答
(1)
底面の中心を とする。正三角形 の外接円半径は だから底面積は なので(2)
と置く。 の中点を とすると、二等辺三角形 でしたがって対称性から である。また かつ なので、 は正三角形で である。
に余弦定理を用いるとよって に入る根を選びである。
総評
難度5、計算量5。目安時間は18〜23分。正四面体ではないが、 により が底面中心の真上にある点が入口である。(2)は座標計算で十分だが、 の置き方を辺の向きに合わせないと内積の符号を誤りやすい。 と置いた後、 を最後に確認し、負の解を除くことも必要である。別解の余弦定理は、内積計算を短くしたい場合に有効である。