方針
正四面体の外接球半径と一辺の比を求めればよい。座標解法では、 を頂点にもつ正四面体を用意し、その一辺と外接球半径を計算して相似で半径1の場合へ直す。幾何的には、底面の重心と頂点を結ぶ高さを使い、外接球の中心がその高さ上にあることから半径を求める方法も自然である。
解答
解法1
次の4点を考える。 このとき、例えば であり、同様に他の辺の長さもすべて である。したがってこの4点は正四面体の頂点である。
また原点から各頂点までの距離は である。よって、この正四面体の外接球の半径は 、一辺の長さは である。
一辺の長さを 、外接球の半径を とすると、相似により である。いま だから となる。したがって である。求める一辺の長さは である。
比の検算
得られた値 に対してとなり、外接球半径の条件と一致する。
別解
解法2(別観点)
方針
底面の正三角形の重心と頂点を結ぶ高さを使う。外接球の中心がこの高さ上にあることと、頂点・底面頂点までの距離が等しいことから、外接球半径と一辺の比を導く。
解答
正四面体の一辺を とし、底面を正三角形 、その重心を 、頂点を とする。正三角形の重心から頂点までの距離は である。したがって正四面体の高さ は より である。
外接球の中心 は対称性により直線 上にある。 とおくと、外接球半径は であり、また である。 だから となる。整理して である。ここで なので となり、 である。したがって外接球半径 は である。 として を得る。
総評
難度3、計算量3。正四面体の外接球半径と一辺の比を知っていれば即答できるが、知らなくても座標または高さの計算で短く出せる。目安は8分程度。座標解法では選んだ4点が本当にすべて同じ辺長をもつこと、外接球の半径が原点から頂点までの距離であることを明記する。幾何解法では外接球中心の位置と の導出を省かないことが重要である。
問題・解答の積分・総和・極限は独立行に置き、分数は表示サイズで可読性を確保した。図は原問題の復元図または答案の論理関係を確認するための独自作図である。