方針
Aが先に 勝して終了する場合、最後の試合は必ずAの勝ちである。最後の直前までにAは 勝しており、Bの勝ち数 は で止まるので、直前までの勝敗列は 通りになる。この数え方で を出し、最後は として を正の因子に分解する。
解答
(1)
Aが先に2勝して終了するには、最後の試合はAが勝つ。最後の直前までにAは1勝しており、Bは0勝または1勝である。
Bが0勝なら勝敗列は の1通り、Bが1勝なら最後のAの前に が1回ずつ並ぶので2通りである。したがって である。
(2)
Aが先に3勝して終了するには、最後の試合はAが勝ち、その直前までにAは2勝している。直前までのBの勝ち数を とすると、 である。
Bが 勝のとき、最後の前の 試合の中でBの勝ちの位置を選べばよいので 通りである。したがって であり、 である。
(3)
同様に、Aが先に4勝して終了するには、最後の前にAは3勝、Bは 勝している。Bが 勝のとき、最後の前の 試合におけるBの勝ちの位置は 通りである。よって である。したがって である。
(4) である。(2),(3)より である。共通因子 をくくり、 を代入すると である。中括弧の中を整理すると となる。したがって である。
条件 のもとでは 、、 であるから である。よって が示された。
総評
難度6、目安時間22分。前期文系第4問の延長で、 まで同じ数え方を正確に実行する問題である。最後の試合を固定し、直前までのBの勝ち数 ごとに を使うと係数 の根拠が明確になる。(4)は展開量が少し多いので、共通因子 を先にくくってから を代入すると符号判定まで崩れにくい。