各矢印の確率を図に整理し、1秒後・2秒後は規則から直接計算する。解法1では A と B にいる確率が1秒後から等しいことを使い、確率の和から cn を消去して an の一次漸化式を解く。解法2では逆に an,bn を消去して cn の漸化式を先に解き、結果を相互に検算する。
解答
(1) 1秒後は A,B,C のいずれへも確率 1/3 で移るので、a1=b1=c1=31.2秒後に A へ来るのは、直前に A にいて A を選ぶ場合と、直前に C にいて A を選ぶ場合である。したがってa2b2c2=31a1+21c1=91+61=185,=31a1+21c1=185,=31a1+b1=91+31=94.(2) n≧2 のとき、n 秒後に A にいるには、n−1 秒後に A または C にいる必要がある。よってan=31an−1+21cn−1.(3) 同じ理由でbn=31an−1+21cn−1だから、n≧1 で an=bn である。確率の和からcn=1−an−bn=1−2an.これを(2)へ代入すると、an=31an−1+21(1−2an−1)=21−32an−1.定数解は 3/10 なので、an−103=−32(an−1−103).a1=1/3 を用いて、an=103+301(−32)n−1.したがってbncn=103+301(−32)n−1,=1−2an=52−151(−32)n−1.各遷移を図にすると、漸化式の係数を次のように読み取れる。