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北海道大学 2013年度 前期日程 第2次学力試験文系数学 第2問

次の規則に従って座標平面を動く点Pがある。
2個のサイコロを同時に投げて出た目の積をXとする。

(i) Xが4の倍数ならば,点Px軸方向に1動く。

(ii) Xを4で割った余りが1ならば,点Py軸方向に1動く。

(iii) Xを4で割った余りが2ならば,点Px軸方向に+1動く。

(iv) Xを4で割った余りが3ならば,点Py軸方向に+1動く。

たとえば,2と5が出た場合には2×5=10を4で割った余りが2であるから,
Px軸方向に+1動く。

以下のいずれの問題でも,点Pは原点(0,0)を出発点とする。

(1) 2個のサイコロを1回投げて,点P(1,0)にある確率を求めよ。

(2) 2個のサイコロを1回投げて,点P(0,1)にある確率を求めよ。

(3) 2個のサイコロを3回投げて,点P(2,1)にある確率を求めよ。

難易度4/ 10計算量3/ 10目安10

確率場合の数 数え上げ状態分類

方針

最初に36通りを積の 4 による余りで分類し、東西南北への1回の移動確率を表にする。(1)、(2)は表から直ちに読み取り、(3)は原点から目標点までの距離が投げる回数と一致することに注目する。したがって逆向きの移動は入らず、必要な3移動の並べ方だけを数えればよい。

解答

2個のさいころの目の積を 4 で割った余りを調べる。全事象は 36 通りである。

積が 4 の倍数になるのは、少なくとも一方が 4 で割り切れる場合、または両方が偶数で少なくとも一方が 2,6 である場合を含めて数えると 15 通りである。したがって余り 0 の確率は 1536=512 である。

余りごとに数えると、余り通り数確率01551215536212133419である。問題の規則より、余り 0,1,2,3 はそれぞれ (1,0),(0,1),(1,0),(0,1) への移動に対応する。

(1) 1回で (1,0) に移動するには余りが 2 であればよい。よって求める確率は 13 である。

(2) 1回で (0,1) に移動するには余りが 3 であればよい。よって求める確率は 19 である。

(3) 3回後に (2,1) にいるためには、原点からのマンハッタン距離が 3 であり、3回の移動も全部で 3 歩であるから、遠回りをする余地がない。したがって必要な移動は (1,0),(1,0),(0,1) の3つだけである。

この3つの並べ方は 3!2!1!=3 通りであり、各並べ方の確率は (13)2(19) である。したがって求める確率は 3(13)2(19)=127 である。

総評

難度4、計算量3。目安時間は10分。最初の余り別36通りの表が全設問の土台になるので、縦横のさいころを区別して数える。(3)では目標点までの距離が3であるため、逆向きの歩きを含められない理由を書くと答案が締まる。余り0の数え落としと、同じ東向き2回を区別して 3! とする誤りに注意する。

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出典: 北海道大学 2013年度 前期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。