方針
平方数を (n+k)2 と表すと、k は自然数になる。与式を a について解き、a=(2k−1)n+k2 として n≧1 から下から評価する。(2) では a=7 を代入して k の候補を 1,2 に絞り、それぞれ一次方程式を解いて自然数解を確認する。
解答
(1) n(n+1)+a=(n+k)2 より、a=(n+k)2−n(n+1) である。右辺を展開すると a=n2+2kn+k2−n2−n=(2k−1)n+k2 となる。ここで n,k は自然数なので k≧1 であり、2k−1>0 である。また n≧1 だから a=(2k−1)n+k2≧(2k−1)+k2=k2+2k−1 である。
(2) n(n+1)+7 が平方数であるとする。n(n+1)<n(n+1)+7 だから、その平方根は n より大きい自然数であり、ある自然数 k を用いて n(n+1)+7=(n+k)2 と書ける。(1) より 7≧k2+2k−1 である。k=1 では右辺は 2、k=2 では 7、k=3 では 14 なので、可能性は k=1,2 に限られる。
また (1) の計算から 7=(2k−1)n+k2 である。k=1 のとき 7=n+1 より n=6 である。k=2 のとき 7=3n+4 より n=1 である。いずれも実際に条件を満たすので、求める自然数は n=1,6 である。
別解
解法2
方針
平方根を m とし、m>n から差 k=m−n を導入する。問2では n=(7−k2)/(2k−1) と表し、分子の正値条件と自然数条件を同時に調べる。
解答
(問1)
m=n+k とおくとa=(n+k)2−n(n+1)=(2k−1)n+k2.n≧1、k≧1 なので(2k−1)n≧2k−1.したがってa≧k2+2k−1.(問2)
平方根は n より大きいので、ある自然数 k によりn(n+1)+7=(n+k)2と書ける。整理するとn=2k−17−k2.右辺が自然数であるには 7−k2>0 が必要なので k=1,2 だけを調べればよい。k12n61どちらも元の式を満たす。よってn=1, 6.
総評
難度4、計算量3。想定時間は12分程度。平方根と n の差を自然数 k とおくことが核心である。問2では不等式で候補を絞る方法と、n=(7−k2)/(2k−1) を直接調べる方法を照合し、n=1,6 を元の式へ代入確認した。
冊子PDFで見る北大の整数の問題で問題集を作る
出典: 北海道大学 2017年度 前期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。