(2) 点 B は直線 OA 上にあるので、ある実数 λ により OB=λa と書ける。このとき ∣BR∣2=∣OR−λa∣2=21+p⋅q−2λ⋅2p⋅q+r2+λ2r2である。整理すると∣BR∣2=(21−λ)p⋅q+21−λr2+λ2r2となる。これが P,Q の位置によらず一定となるには、変動する p⋅q の係数が0であればよい。よって 21−λ=0 から λ=21 である。したがって B は線分 OA の中点であり、OB=21a である。このとき∣BR∣2=21−2r2+4r2=42−r2である。
別解
解法2
方針
直角三角形 APQ では斜辺 PQ の中点 R が外心になることを利用する。問2では B を OA の中点と予想し、2BR=p+q−a を直交条件で整理する。
解答
(問1)
∠PAQ=90∘ なので、斜辺 PQ の中点 R は直角三角形 APQ の外心である。したがってAR=2PQ.一方PQ2=∣p−q∣2=2−2p⋅q.よって∣AR∣2=21−p⋅q.(問2)
B を OA の中点とする。このとき2BR=p+q−a.直交条件より(p−a)⋅(q−a)=0,したがってa⋅(p+q)=p⋅q+r2.これを用いると4BR2=∣p+q−a∣2=2+2p⋅q−2(p⋅q+r2)+r2=2−r2.よってBR2=42−r2.一般に OB=λa とおくと、BR2 における p⋅q の係数は 1/2−λ となる。したがって一定となる点は λ=1/2、すなわち OA の中点だけである。
総評
難度6、計算量5。想定時間は23分程度。直交条件の内積展開と、直角三角形の斜辺中点という幾何の2経路で問1を照合した。問2では B が OA の中点であることだけでなく、変動項の係数から一意性まで示す。一定値は (2−r2)/4 である。