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北海道大学 2017年度
文系数学 前期 第4問

問題

を実数とし、関数

を満たすとする。

(問1) を用いて表せ。

(問2) の範囲で極大値をもつための の条件を求めよ。また、点 の存在範囲を座標平面上に図示せよ。

出典:北海道大学 2017年度 前期日程 第2次学力試験 文系 前期 第4問

方針

解法1

未知定数 を置き、与式を で積分して を決める。極大条件は の符号変化で判定する。極大点は のとき であり、これが に入る条件を の領域として表す。

解法2

問1は与式の偶奇に注目し、積分で残る項だけを拾う。問2では導関数を平方完成し、左側の零点が極大点になることを符号変化から判定する。最後に 平面へ不等式を移す。

解答

解法1

(1)

とおく。与式は である。両辺を で積分すると である。奇関数の項は積分すると0なので となる。したがって である。 だから である。

(2)

導関数は である。極値をもつには が必要で、このとき停留点は である。 は上に開く二次式なので、 で正から負に変わり、ここが極大点である。一方、 は極小点である。

したがって の範囲で極大値をもつための条件は である。これは と合わせて と同値である。

よって点 の存在範囲は、 を満たす領域である。座標平面では、直線 の右側、 の上側、放物線 の下側で、境界はすべて含まない。

解法2

(問1)

とおく。与式を積分すると、奇関数である3次項と1次項の積分は0なので

したがって

与式に を代入すれば

(問2)

極値をもつには が必要である。このとき

の2解は

導関数は左から正、負、正と変化するので、極大点は

である。これが にある条件は

よって条件は

北海道大学 2017年度 前期 第4問の図1

境界 はいずれも含まない。