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北海道大学 2017年度
後期・理系数学 後期 第4問

問題

を実数とし、放物線

と直線

を考える。 は共有点をもたないか、または1点で接しているとする。

(問1) の満たす条件を求めよ。

(問2) 上の点のうち までの距離が最小となるものを とする。また、 上の点 における接線が、点 において と垂直に交わるとする。3点 の座標を を用いて表せ。

(問3) さらに

を満たすとき、 の面積の最大値と最小値を求めよ。

出典:北海道大学 2017年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第4問

方針

解法1

問1では交点方程式の判別式を正確に展開する。問2では放物線が直線の上側にあることを使い、鉛直差を最小化して を求める。 は接線の傾きが となる点である。問3では面積を の一次式にし、制約を の上下限へ翻訳する。

解法2

問1・問2は接線の位置関係で幾何的に処理する。 と平行な接線の接点が 、垂直な接線の接点が である。問3は 平面に許容領域と等面積直線 を描き、接する位置から最値を読む。

解答

解法1

(問1)

交点の 座標は

を満たす。整理すると

である。共有点が高々1個であるための必要十分条件は、判別式が0以下となることである。したがって

よって

である。

(問2)

上の点 と、同じ 座標をもつ 上の点との鉛直差を

とおく。問1の条件により であり、点 から までの距離は である。

より、距離が最小となるのは のときである。したがって

の接線の傾きは である。 と垂直な接線の傾きは なので

よって

この点における接線は

であり、 と連立して

を得る。

(問3)

であり、点 から直線 までの距離は

である。したがって面積

とおく。制約は

となる。最小値 は、たとえば で実現する。よって

一方、 の上限

となる で最大となり、その値は である。これは で実現する。したがって

解法2

(問1)

放物線と直線が交わらないか接するためには、放物線 が直線 の上側にあればよい。両者の鉛直差は

これがすべての実数 で非負となる条件は

すなわち

である。

(問2)

の距離が最短となる点では、 の接線が と平行である。よって接線の傾きを1として

を解けば

を得る。

また では接線が と垂直なので

したがって

接線 の交点を求めると

(問3)

底辺を とすると

許容領域は

である。次の図で、 は傾き1の直線を平行移動したときの切片に等しい。

北海道大学 2017年度 後期 第4問の図1

最小切片は 、最大切片は であるから