方針
重心公式から を で表す。(2)は として を消去すれば放物線になる。(3)では と消去し、条件 を と読む。固定した に対して の最小値を、頂点 が許されるかどうかで場合分けする。
解答
(1)
3点 の重心が であるから であり、 である。したがって である。
(2) のとき である。 を代入すると である。 は実数全体を動くので、 も実数全体を動く。したがって軌跡は で表される放物線全体である。これは下に凸で、頂点は である。
(3)
(1)より である。条件 は すなわち である。また である。
ここで を固定して、 のもとで の最小値を調べる。二次式 の頂点は である。 のときは であり、 が許される。したがって である。 のときは であり、許される範囲 では二次式は右端 で最小となる。したがって である。
以上より、 が通過する範囲はである。図示すると、 では放物線 の上側、 では直線 の上側であり、2つの境界は でつながる。
別解
解法2(固定したXでaを最小化する)
方針
と消去し、固定した に対して を の二次関数とみなす。頂点が許容範囲に入るかを で場合分けする。
解答
(1)
重心公式より(2)
なら だから頂点 の放物線全体である。
(3)
を に代入すると固定した に対し、 のもとで右辺の最小値を求める。
なら頂点 が許されるので なら頂点は にあり、 では のとき最小となる。よってしたがって通過範囲はである。
総評
難度6、目安時間18分。2変数 が動く通過範囲は、 を固定して の下限を求めると整理しやすい。条件 を に変換するところが核心である。 を境に、二次式の頂点 が許されるかどうかが変わるため、ここで場合分けが必要になる。図示では境界線だけでなく、その上側全体であることを明示したい。