問題
関数 ()と
を考える。ただし、 は自然対数の底とする。
(1) を示せ。
(2) とする。次の定積分を求めよ。
(3) 座標平面上の曲線 を とする。 とし、 上の点 における接線を とする。このとき、曲線 、直線 、 軸で囲まれた図形の面積 を で表せ。
出典:北海道大学 2019年度 後期日程 第2次学力試験 後期・理系 後期 第4問
方針
解法1(指数関数型の置換を使う)
は で1以上となり、さらに を満たす。 なので、(2)は として積分する。(3)では 、 とおき、接線と 軸でできる三角形の面積から、曲線下の面積
を引く。
解法2(曲線下の面積を部分積分で求める)
(1)(2)で指数表示を整理する。(3)では曲線下の面積を とおき、部分積分と の微分を使って直接求め、接線下の三角形から差し引く。
解答
解法1(指数関数型の置換を使う)
(1)
相加平均・相乗平均の関係より、 で である。したがって である。
(2)
である。また
である。 では だから である。
したがって
である。よって
(3)
とおく。曲線 上の点は である。 より、この点における接線の傾きは である。接線の方程式は であり、 軸との交点は として より である。
したがって、接線と 軸でできる三角形の面積は である。この三角形から、 にある曲線下の面積を引けば、求める面積 になる。
ここで なので、ある が存在して と書ける。このとき である。(2)より、置換 を用いると
である。また なので である。
よって
である。したがって
である。
解法2(曲線下の面積を部分積分で求める)
(1)
より である。
(2)
だから である。よって
(3)
とおく。接線は
であり、 軸との交点は である。したがって接線下の三角形の面積は
曲線下の面積を
とする。部分積分し、 を使うと
ここで
だから
求める面積は なので