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熊本大学 2017年度
文系数学 第4問

問題

でない実数とする.座標平面上の曲線と曲線について,以下の問いに答えよ.

(問1) 曲線と曲線の共有点が個になるようなを求めよ.

(問2) を(問1)で求めた値とし,曲線と曲線の共有点をとする.ただし,点座標は,点座標より小さいとする.このとき,点における曲線の接線と曲線で囲まれた部分の面積を求めよ.

出典:熊本大学 2017年度 前期 文系 第4問

方針

解法1

共有点の座標は三次方程式で決まり,常にを根にもつ。二次因子の判別式と重なりを調べて共有点が2個になるを決める。を代入して2つの共有点との接線を求め,接線同士の交点を境に積分区間を分けて面積を計算する。

解法2

共有点方程式を一次因子と二次因子に分け,根の重なりを集合として数える。面積は各境界の差を先に平方・一次式へ因数分解してから積分する。

解答

解法1

(問1)

共有点の座標は

を満たす。整理すると

であり,

である。

二次方程式 の判別式を とすると

である。また がこの二次方程式の根にもなるのは

より, だから のときである。

共有点が個になるには,二次方程式が重解をもち,その重解が と異なればよい。 より であるが, では重解が と一致する。したがって

である。

(問2)

のとき

である。共有点の座標は であるから

である。 の導関数は であるから,接線は

である。 の交点は である。

求める面積は, では の差, では の差を積分すればよい。したがって

である。

解法2

(問1)

共有点の条件は

である。二次因子の判別式は

であり,が二次因子の根になる条件は

である。

異なる共有点が2個になるには,二次因子が重解をもち,その重解がと異なればよい。からを得るが,ではすべての根がに重なる。したがって

である。

(問2)

のとき

で,共有点はである。の接線は

で,その交点の座標はである。

境界の差は

と簡単に表せる。したがって

である。