問題
以下の問いに答えよ.
(問1) 実数に対して
とおく.放物線は軸および直線
に接しているとする.実数を求めよ.さらに,放物線,軸および直線で囲まれた部分の面積を求めよ.
出典:熊本大学 2019年度 前期 文系 第3問
方針
解法1
放物線が 軸に接する条件と,直線との差が重解をもつ条件を判別式で表す。係数決定後は接点と直線の 軸交点を確認し,区間を二つに分けて面積を積分する。
解法2
軸との接点を と置いて と表す。もう一方の接線の傾きから接点を決め、図で境界の切替点を確認して二つの合同な積分へ分ける。
解答
解法1
(問1)
が 軸に接するから,二次方程式 は重解をもつ。よって
である。また直線 に接するから
も重解をもつ。したがって
である。 を代入すると
より であり, である。
このとき
である。放物線と 軸の接点は ,直線と 軸の交点は ,放物線と直線の接点は である。よって求める面積は
である。これを計算して
となる。
解法2
軸との接点を とすると、最高次係数が1だから
直線 との接点の 座標を とする。接線の傾きが2なので
接点では であり、直線上でもあるから
したがって 、 で、
よって である。
直線と 軸の交点は である。図の左側では 、右側では と置くと、どちらの面積も
となる。したがって全体の面積は