方針
3点が一直線上にないことは,2本の方向ベクトルが比例しないことで示す。各平面の方程式を求め,連立して交線を媒介変数表示する。
解答
(問1)であり,この2つのベクトルは比例しない。したがって は一直線上にない。
またである。第1成分と第2成分の比が一致しないので,この2つのベクトルも比例しない。したがって は一直線上にない。
(問2)
を通る平面は,切片の形からすなわちである。 を通る平面は,法線ベクトルとして をとれるのでである。この2式を連立する。 とおくとである。例えば とすると,交線上の点としてを得る。また, を だけ増やすと座標の変化はである。したがって, 上の点の一つは , と平行なベクトルの一つは である。
別解
解法2(外積で2平面の法線と交線方向を求める方法)
方針
2本の方向ベクトルの外積が零ベクトルでないことから非共線性を示す。
その外積を各平面の法線とし、2法線の外積から交線方向を直接得る。
解答
(問1)だからよって は一直線上にない。同様にであり、なので、 も一直線上にない。
(問2)
上の外積から、2平面の法線ベクトルをととれる。したがって平面方程式は交線に平行なベクトルは両法線に垂直だからまた、2平面の式に を代入すると を得る。
よって、例えばがそれぞれ 上の点、 に平行なベクトルである。
総評
難度4,計算量5。想定時間は14分程度。空間ベクトルと平面方程式の基本処理である。一直線上にないことを比例関係で示し,交線では連立方程式の媒介変数表示を最後まで整理する必要がある。位置づけは必答の得点源であり,途中計算を丁寧に残して確実に取り切りたい。 熊本大学2022年度資料20頁(数学①②③解答原稿12頁・医系問題解答8頁)と独立本文を照合し、結論・設問対応・計算過程を再確認した。