方針
とおくと,漸化式は , になる。誘導で与えられた がそれぞれこの連立漸化式の独立な成分を取り出していることを確認し,二つの等比数列から を復元する。
解答
(問1)
とおく。漸化式よりであるからである。よりであり、だからである。
(問2)である。またであるからとなる。なのでである。
(問3)
(問1)よりである。また(問2)よりであるからである。したがってである。
別解
別解(共役を保ったまま誘導式を計算)
方針
実部・虚部へ分けず,漸化式とその共役を辺々加えて を求める。次に定義へ漸化式を代入して を示し, を の一次結合として復元する。
解答
(問1)
漸化式とその共役を加えると より(問2)
定義へ二つの漸化式を代入して整理すると だから である。
(問3)
連立一次式を について解くとよって
総評
【公式解答例との対応】公式は漸化式と共役式を直接操作する。本解答は実部・虚部に分ける標準解法と,公式型の複素数のまま進める別解を併記し,,, の一致を確認した。
難度5,計算量5,想定時間18分。 なので となる符号に注意する。復元式の係数4は連立式を実際に解いて確認するのが安全である。
【独立検算】 を元の漸化式で生成し,一般項へ代入して実部・虚部が一致することを確認した。