方針
回転軸に垂直な平面 で切る。四面体の断面は 平面内の長方形で,回転軸は点 に見える。長方形をこの点の周りに回転した通過領域について,軸点が長方形の外か内か,最遠頂点がどちらかにより ,, に分け,断面積を積分する。
解答
で、四面体を平面で切る。この断面を平面で見るとで表される長方形である。回転軸はこの断面では点に対応する。
この長方形を点の周りに回転したときの面積をとする。では軸点が長方形の外にあり、内半径は、外半径の平方はである。したがってである。
では軸点が長方形内にあり、外半径の平方はであるからである。
では軸点が長方形内にあり、外半径の平方はであるからである。
よって求める体積はである。
【断面の見取り図】
では回転軸が長方形の外にあるため内円が抜ける。 では軸点を含み,通過領域は円板になる。さらに で最遠頂点が下端側から上端側へ切り替わる。
総評
【公式解答例との対応】公式の断面法と照合し,三つの断面積 ,, および体積 の一致を確認した。
難度8,計算量7,想定時間35分。三次元の回転体を外観から直接求めるのではなく,回転軸に垂直な 断面で処理することが決定的である。 は軸点が長方形へ入る境界, は最遠頂点が切り替わる境界であり,場合分けの根拠が異なる。
【独立検算】四面体の各面の一次不等式から断面が であることを再導出し,各区間の端 で断面積が連続すること,三積分の値が であることを確認した。