方針
と読む。全点に共通の非零複素数 を掛ける操作は回転拡大なので,まず に正規化する。垂直二等分線の条件を直線 に関する反射と読み,最後は点 からの二ベクトルの行列式と長さで を求める。
解答
(問1)である。であるから、からへの偏角の増加はである。したがってである。
(問2)
全体をで割って考え、最後にを掛け戻す。すなわち、、としてよい。このときであり、直線は実部がの直線である。線分の垂直二等分線がを通るには、はを直線について対称移動した点である。したがってである。よってである。
(問3)
(問2)と同じくとして計算する。である。から見た二つのベクトルはであり、長さは等しい。、とおくとである。これを整理してを得る。
【正規化後の反射図】
直線 は であり, はこの直線に関して対称である。
総評
【公式解答例との対応】公式解答例の正規化・反射と照合し,,, の一致を確認した。
難度6,計算量5,想定時間25分。 であり単位複素数ではないが,角度には偏角 だけが効く。 は非零なので全体を割る正規化が可能で,回転拡大は垂直二等分線・角度を保つ。
【独立検算】正規化後に , を確認した。行列式による正弦を根号体で整理し,数値 でも公式値と一致した。