A が1勝した直後に次の相手が B である状態と、C である状態を分ける。それぞれの状態へ一巡して戻る場合を含めた確率方程式を立てる。
解答
A が1勝した直後で、次に B と対戦する状態から優勝する確率を XB、次に C と対戦する状態から優勝する確率を XC とする。
状態 XB では、A が B に勝てば直ちに優勝する。負けた場合に状態 XB へ戻るには、続いて C が B に勝ち、さらに A が C に勝てばよい。したがってXB=p+(1−p)21qXB.同様にXC=q+(1−q)21pXC.これらを解くとXB=2−q+pq2p,XC=2−p+pq2q.(1) 初戦で A が B に勝った後は状態 XC だから、求める確率はpXC=2−p+pq2pq.(2) 初戦で A が B に負けた後、C が B に勝ち、A が C に勝って初めて状態 XB に入る。したがって(1−p)21qXB=2−q+pqpq(1−p).(3) 初戦で B が勝つ場合と C が勝つ場合はともに確率 1/2 である。よって21pXC+21qXB=pq(2−p+pq1+2−q+pq1).同じ状態へ戻る一巡を確率方程式に入れる
別解
解法2(一巡を1組にして等比級数にする)
方針
A が1勝して次の相手を待つ状態から、すぐ優勝する場合と、3試合を経て同じ状態へ戻る場合を1組にする。戻る回数ごとの確率を等比級数として足す。
解答
A が1勝して次に C と対戦する状態を考える。すぐに C に勝つ確率は q である。C に負け、次に B が C に勝ち、さらに A が B に勝つと、同じ状態へ戻る。その一巡の確率はrC=(1−q)21pである。したがって、この状態からの優勝確率はq(1+rC+rC2+⋯)=1−rCq=2−p+pq2q.同様に、A が1勝して次に B と対戦する状態からの優勝確率は1−(1−p)q/2p=2−q+pq2p.(1) 初戦で B に勝つ確率 p を掛けて2−p+pq2pq.(2) 初戦で B に負け、C が B に勝ち、A が C に勝つ確率を先に掛けるので(1−p)21q⋅2−q+pq2p=2−q+pqpq(1−p).(3) 初戦の勝者で分けると21p⋅2−p+pq2q+21q⋅2−q+pq2p,すなわちpq(2−p+pq1+2−q+pq1)である。