方針
直線と 軸の交点 、直線 との交点 を で表す。条件 (1) からまず が出る。この範囲では となるので、 と の角は鈍角にならず、鈍角になり得るのは の角だけである。最後に を計算して を得る。
解答
与えられた直線は であるから である。ここで である。
(1) まず 軸との交点を とする。 を代入して より である。 なので、 が 軸の正の部分にある条件は すなわち である。
(2) 次に、直線 との交点を とおく。これを与えられた直線に代入すると だから であり、 である。 のもとでは であり、さらに だから である。
三角形 のどの角が鈍角になり得るかを内積で調べる。まずなので であり、角 は鈍角ではない。まただから であり、角 も鈍角ではない。
したがって鈍角三角形になるには、角 が鈍角であればよい。これは であることと同値である。ここでだからである。 より、角 が鈍角である条件は である。 を用いると であり、これは すなわち を意味する。
以上より、求める の範囲は である。
別解
解法2:3辺の長さで鈍角を判定する
方針
交点を と表し、条件(1)から を得る。三辺の長さの2乗を比較し、最長辺 の対角である角 が鈍角となる条件を求める。
解答
(1)
与えられた直線を整理するとである。 軸との交点を とすれば だから となる条件は である。
(2)
との交点を とするとしたがって のもとで である。三辺の長さの2乗は より角 は鋭角なので、鈍角になり得るのは角 だけである。余弦定理より角 が鈍角である条件は上の式を代入するとであり、整理してを得る。よってであり、これは と同値である。以上からである。
総評
難度7、計算量7、目安時間23分。交点の座標を出した後、内積と三辺の長さの2通りで鈍角条件を確認した。条件(1)から を先に固定し、 により鈍角になり得る頂点を絞ると場合分けが安定する。