与えられた関係を成分で書くと xn+1=(1−a)xn−(1+a)yn および yn+1=(a−1)xn+(a−1)yn である。
(1) x1=p,y1=q だから x2=(1−a)p−(1+a)q であり、y2=(a−1)p+(a−1)q=(a−1)(p+q) である。
次に、一般に2回進めた形を求めておく。まずxn+2=(1−a)xn+1−(1+a)yn+1=(1−a){(1−a)xn−(1+a)yn}−(1+a){(a−1)xn+(a−1)yn}={(1−a)2+(1−a)(1+a)}xn=2(1−a)xn.同様にyn+2=(a−1)xn+1+(a−1)yn+1=(a−1){(1−a)xn−(1+a)yn}+(a−1){(a−1)xn+(a−1)yn}={−(a−1)2+(a−1)2}xn+{−(a−1)(1+a)+(a−1)2}yn=2(1−a)yn.したがって x3=2(1−a)x1=2(1−a)p,y3=2(1−a)y1=2(1−a)q である。
(2)
上で得た関係より xn+2=rxn,yn+2=ryn,r=2(1−a) である。21<a<23 のとき −1<2(1−a)<1 すなわち ∣r∣<1 である。
したがって奇数番については x2k+1=rkp,y2k+1=rkq であり、k→∞ でどちらも0に近づく。また偶数番についても x2k=rk−1x2,y2k=rk−1y2 であり、これも0に近づく。よって n→∞limxn=0,n→∞limyn=0 である。