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京都大学 2003年度 後期日程 第2次学力試験文系(後期)数学 第4問

辺の長さがAB=3AC=4BC=5AD=6BD=7CD=8である四面体ABCDの体積を求めよ.

難易度5/ 10計算量5/ 10目安18

ベクトル図形と方程式 座標設定ベクトル成分計算体積計算

方針

AB,AC,BC が3,4,5なので底面 ABCA で直角である。底面を座標平面に置き、点 D の3本の距離条件を差し引いて水平成分を求める。残った鉛直成分が底面への高さになる。

解答

A=(0,0,0),B=(3,0,0),C=(0,4,0) とおける。D=(x,y,z) とするとx2+y2+z2=36,(x3)2+y2+z2=49,x2+(y4)2+z2=64.第2式から第1式を引くと6x+9=13,x=23.第3式から第1式を引くと8y+16=28,y=32.したがってz2=364994=119936,z=11996.底面 ABC の面積は 342=6 であるから、体積はV=13611996=11993.

別解

解法2(内積の行列式で高さをまとめる)

方針

頂点 A から出る3辺の内積を余弦定理で求める。3ベクトルが作る平行六面体の体積の2乗を行列式で計算する。

解答

次の3ベクトルを置く。u=AB,v=AC,w=AD.辺長からu2=9,v2=16,w2=36.また余弦定理によりuv=9+16252=0,uw=9+36492=2,vw=16+36642=6.したがって、3ベクトルが作る平行六面体の体積の2乗は90201662636=4796=41199.平行六面体の体積は四面体の6倍だから(6V)2=41199.よってV=11993.

総評

難度5、計算量5。想定時間は18分程度。3辺が3,4,5であることから底面を直交座標に置けるのが入口である。距離の二乗の式は、まず差を取って x,y を一次方程式で決めると計算が軽くなる。最後の高さは z である。

第1解法は標準的な答案構成を詳しく示し、第2解法は異なる着眼または計算経路で同じ結論を再確認する。図は式変形の役割と条件の使いどころを可視化した。積分・極限・総和は独立行に置き、分数は表示サイズで組版した。

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出典: 京都大学 2003年度 後期 文系 第4問。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。