方針
底面条件 から と表し、 を空間の基準にする。四角錐なのでこの3本は一次独立である。すると は3本の座標軸上の点になり、平面 の式を切片形 と書ける。 がこの平面上にあることを代入すれば、目標の逆数関係が直ちに出る。
解答
とおく。四角錐であるから、 は一次独立な3本のベクトルとして基準にできる。
条件より である。したがって、基準 に関する座標で見ると、 である。 はいずれも0でないので、3点 は同一直線上にはなく、平面 を定める。この平面は3つの座標軸をそれぞれ で切るから、方程式は と書ける。
いま は同一平面上にあるので、 もこの平面上にある。よって である。 だから両辺を で割ると となる。これを移項して を得る。
別解
解法2
方針
を基点とする3本の差ベクトルを、
の成分で書く。同一平面上にあるための必要条件は3本が一次従属になることである。
その行列式を展開し、0でない で割れば目標の逆数関係が現れる。
解答
とおく。四角錐は退化していないから、この3本は一次独立である。またしたがって基準 に関する成分は4点が同一平面上にあるので、
は一次従属である。ゆえに左辺を展開すると であるから両辺を で割り、整理するとを得る。
総評
難度は10段階中6、計算量は5。目安時間は17分。解法1は本番答案として再現しやすい標準方針、解法2は構造を別方向から確認する方針である。
四角錐が退化していないことから3本の基準ベクトルが一次独立である。平面の切片形または行列式のどちらでも、 を割り算の前に確認する。
採点では、必要条件だけで止めず十分性・端点・小問番号を明示する。積分・総和・極限は独立行、分数は読みやすい表示寸法に統一し、問題固有の図は論理を補助する位置に置いた。