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京都大学 2004年度 前期日程 第2次学力試験文系数学 第3問

OAB において、a=OAb=OB とする。a=3,b=5,cos(AOB)=35とする。このとき、AOB の2等分線と、B を中心とする半径 10 の円との交点の、O を原点とする位置ベクトルを、ab を用いて表せ。

難易度4/ 10計算量4/ 10目安15

ベクトル図形と方程式 図形的解釈内積の利用文字消去

方針

内角の二等分線の方向ベクトルは、2辺方向の単位ベクトルの和 a3+b5 である。交点をその実数倍で置き、中心 B からの距離条件を2次方程式にする。

解答

d=a3+b5 とおく。内角の二等分線上の点の位置ベクトルは λd と表される。まずab=3535=9だからd2=1+1+215ab=165,db=13ab+15b2=8.円上にある条件はλdb2=10.よって165λ216λ+25=10,すなわち16λ280λ+75=0.これを解くと λ=54,154 である。したがって2交点の位置ベクトルは54(a3+b5)=512a+14b,154(a3+b5)=54a+34bである。

別解

解法2(単位ベクトルと射影)

方針

二等分線方向の単位ベクトルを作り、交点までの距離を r と置く。余弦定理に相当する内積計算で r を直接決める。

解答

単位ベクトルu=a3,v=b5を取ると、内角の二等分線の方向は u+v である。u+v2=1+1+235=165だから、その方向の単位ベクトルはe=54(a3+b5)である。交点を表す位置ベクトルを re とする。

またeb=54(ab3+b25)=25である。中心 B からの距離が 10 である条件はreb2=r245r+25=10.よってr245r+15=0から r=5455415 を得る。したがって位置ベクトルは512a+14b,54a+34bである。

総評

難度4、計算量4。想定時間は15分程度で、完答目標である。角の二等分線の方向を単位ベクトルの和で表す点が核心になる。円との交点は2つあるため、2次方程式の一方だけを落とさないようにする。

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出典: 京都大学 2004年度 前期 文系 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。