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京都大学 2004年度 後期日程 第2次学力試験文系(後期)数学 第1問

実数 a に対して、2つの放物線C1:y=2x2,C2:y=x24x+aを考える。C1C2y>0 である交点を2つ持つような a の範囲を求めよ。

難易度5/ 10計算量4/ 10目安15

図形と方程式方程式・不等式 判別式、範囲評価、計算整理

方針

2つの放物線の交点の x 座標は、両式を等置して得られる2次方程式の解である。交点が2つあるための判別式条件に加え、どちらの交点も y>0 でなければならない。交点は C1:y=2x2 上にあるため、y>02<x<2 と同値である。2つの根を 1±s と表し、大きい根が 2 より小さい条件を調べれば、小さい根も自動的に範囲内に入る。

解答

交点の x 座標は 2x2=x24x+a を満たす。整理すると 2x24x+a2=0 すなわち x22x+a22=0 である。

この方程式が異なる2つの実数解をもつためには、判別式が正であればよい。判別式は (2)24a22=82a=2(4a) であるから、まず a<4 が必要である。このとき解は x=1±4a2 である。

交点は C1:y=2x2 上にあるので、交点で y>0 となる条件は 2x2>0 すなわち 2<x<2 である。

ここで s=4a2>0 とおくと、2つの解は 1s1+s である。大きい方の解 1+s2 より小さければ、1s>1(21)=22>0>2 となるので、小さい方の解も自動的に (2,2) に入る。したがって条件は 1+s<2 である。これは s<21 すなわち 4a2<21 である。両辺は正なので2乗して 4a2<322 を得る。よって a>422 である。

以上を合わせると、求める範囲は 422<a<4 である。

別解

解法2(2根を頂点から測る)

方針

交点方程式の軸が x=1 であることを使う。2根を 1±s と置き、上半平面に対応する区間へ2根が入る条件を端点距離で処理する。

解答

交点の x 座標は(x1)2=4a2を満たす。異なる2交点を持つには a<4 が必要で、s=(4a)/2>0 とおけば2根は 1s1+s である。

交点の高さは y=2x2 だから、y>02<x<2 と同値である。軸 x=1 から右端 2 までの距離は 21 であり、左端までの距離は 1+2 である。したがって2根がともに区間内に入る条件は0<s<21.これを2乗して4a2<(21)2=322より a>422 を得る。ゆえに422<a<4である。

総評

難度5、計算量4。目安時間は12〜16分。交点が2つある条件だけなら判別式で済むが、この問題では2つの交点がともに y>0 にあることが本質である。交点は C1 上にあるので、y>0x<2 に直すと根の位置問題になる。根を 1±s と表すと、右側の根が 2 より小さいことが決定的で、左側の根の確認も一言添えると答案が安全である。境界では交点が y=0 になるため、等号は含まれない。

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出典: 京都大学 2004年度 後期 文系 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。