方針
500円玉のうち1枚を特別に分ける。残る 枚の500円玉の表の枚数と、 枚の100円玉の表の枚数との差は0を中心に対称である。特別な1枚が裏・表の場合を平均する。
解答
枚の100円玉の表の枚数を 、500円玉のうち 枚の表の枚数を 、残り1枚が表なら1、裏なら0となる数を とする。求める事象はである。
とおく。 は同じ二項分布に従い独立なので、 と の確率分布は同じである。したがって はそれぞれ確率 で起こるから最後の等式では を用いた。よって求める確率はである。
別解
解法2
方針
100円玉と500円玉を (n) 組に対応させ,残る500円玉1枚を特別扱いする。各組の表裏を交換し,特別な1枚を反転する写像が,求める事象とその補集合を一対一に対応させることを示す。
解答
枚の100円玉と,500円玉のうち 枚を1枚ずつ対応させる。100円玉の表の枚数を ,対応させた500円玉の表の枚数を ,残る500円玉1枚が表なら ,裏なら とする。
すべての投げ方に対して,次の操作を行う。操作後の表の枚数はである。この操作を2回行うと元に戻るので,全事象上の一対一対応である。
もとの投げ方が求める事象に属さないとき,である。 なら , なら だから,いずれもとなり,操作後は求める事象に属する。逆向きも同様であり,この操作は求める事象とその補集合を一対一に対応させる。
したがって両者の確率は等しく,和が1なので,求める確率はである。
総評
難度4、計算量3。想定時間は12分程度で、発想が見えれば完答目標である。500円玉を 枚と特別な1枚に分け、同数枚同士の表の枚数差の対称性を見るのが核心になる。二項係数を総和して押し切る必要はない。