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京都大学 2006年度 前期日程 第2次学力試験文系数学 第1問

放物線C:y=x2と2直線l1:y=px1l2:y=xp+4は1点で交わるという.
このとき実数pの値を求めよ.

難易度4/ 10計算量3/ 10目安10

図形と方程式 文字消去、式変形、場合分け

方針

3つのグラフが1点で交わるとは,まず2直線が共有する点をもち,その点が放物線 C 上にもあるということである。p=1 では2直線が平行になって共有点をもたないので先に除く。p1 のもとで2直線の交点の x 座標を p で表し,その点が y=x2y=px1 の両方を満たす条件を整理する。最後に得られた候補が p=1 でないことを確認する。

解答

p=1 のとき,l1:y=x1,l2:y=x+5 となり,2直線は平行で交わらない。したがって条件を満たさない。

以下,p1 とする。2直線 l1,l2 の交点の x 座標は px1=xp+4 より (p+1)x=5p,x=5pp+1 である。この交点が放物線 C:y=x2 上にもあるためには,交点の y 座標について px1=x2 が成り立てばよい。ここに x=5pp+1 を代入する。まず px1=p(5p)p+11=p2+4p1p+1 であるから,条件は p2+4p1p+1=(5p)2(p+1)2 である。p1 より両辺に (p+1)2 を掛けて (p2+4p1)(p+1)(5p)2=0 を得る。左辺を展開すると p3+2p2+13p26=0 すなわち p32p213p+26=0 である。これは (p2)(p213)=0 と因数分解できる。したがって p=2,p=13,p=13 である。いずれも p=1 ではなく,実際に2直線は交点をもち,その交点は放物線上にある。よって求める値は p=2, 13, 13 である。

まず2直線の交点を求め,その点が放物線上にある条件へ落とす.

総評

交点条件を丁寧に読むだけの問題だが,p=1 で2直線が平行になる例外を先に除く必要がある。目安は10分前後。交点の x 座標を代入した後は分母 p+1 を消して三次式にするだけなので,展開ミスを避けるために分子を一行ずつ書くとよい。別解として放物線と各直線の交点を先に求める方法もあるが,結局2直線の共有点条件に戻るため,本解の方が短い。

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出典: 京都大学 2006年度 第2次学力試験 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。