方針
3本の直線 はもとの三角形の角の二等分線なので、まず内心 で交わる。次に は、外接円上で弧 の中点になることを使う。同様に も対応する弧の中点である。弧の大きさを で表し、円周角を用いて 、、 を示す。これにより、内心 が三角形 の3本の高さの交点、すなわち垂心であると分かる。
解答
とおく。直線 、、 はそれぞれ の角の二等分線であるから、3直線は内心で交わる。この交点を とする。
まず、 の位置を弧で見る。 は の二等分線なので である。同じ円で等しい円周角が見込む弧は等しいから である。したがって は、 を含まない弧 の中点である。同様に、 は弧 の中点、 は弧 の中点である。
このことから、円周上の弧は順にと表せる。ただし弧の大きさを角度で表している。
ここで を示す。円周角より である。また であり、 を含まない弧 は であるからである。したがって、直線 と直線 のなす角は であり、 が成り立つ。
同様に、頂点の文字を巡回させれば も成り立つ。
よって三角形 において、直線 は頂点 から辺 に下ろした高さであり、直線 は頂点 から辺 に下ろした高さ、直線 は頂点 から辺 に下ろした高さである。これら3本はすべて点 を通る。
したがって は の垂心である。
はそれぞれ対辺に対する弧の中点。角の二等分線がの高さになる。
総評
難度7、計算量4。3直線の交点は元の三角形の内心である。後半ではが対応する弧の中点であることを示し、円周角でを証明する。1本を丁寧に示して残りを巡回的に処理すると読みやすい。弧の選び方と、どの円周角がどの弧を見るかを図と照合した。25分から30分が目安である。