方針
線分 上の点と線分 上の点をそれぞれパラメータ表示し,3つの座標を比較する。未知数は線分 上の比,線分 上の比,そして問題で与えられた の3つである。連立方程式をそのまま解き,最後に得られた2つの比がどちらも に入ることを確認すれば,直線ではなく線分どうしの交点であることまで示せる。
解答
線分 上の点は, を用いて と表せる。一方,線分 上の点は, を用いて と表せる。
この2点が一致するとして各成分を比較すると
\begin{equation*}
s(5+t)=2u, (1)
\end{equation*}
\begin{equation*}
s(9+2t)=1+2u, (2)
\end{equation*}
\begin{equation*}
s(5+3t)=2-2u. (3)
\end{equation*}
(2)から(1)を引くと である。また,(3)に(1)を加えると すなわち である。したがって である。左辺は1なので であり, から を得る。このとき より である。さらに(1)より である。, はどちらも に入るので,実際に線分 と線分 は交わる。
交点は線分 の表示に代入して である。よって交点の座標は であり,そのときの実数は である。
総評
直線どうしではなく線分どうしの交点を問うているので,パラメータを解いた後に を確認することが必要である。目安は12分程度。3式を力任せに解くより,(2)-(1) と (3)+(1) を使って , を作ると計算が短い。交点座標はどちらの線分表示に代入してもよいが,最後に座標を明示すること。