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京都大学 2007年度 前期日程 第2次学力試験理系(乙)数学 第4問

Oを中心とする円に内接する三角形ABCの3辺AB,BC,CAをそれぞれ2:3に内分する点をP,Q,Rとする。三角形PQRの外心が点Oと一致するとき、三角形ABCはどのような三角形か。

難易度5/ 10計算量4/ 10目安15

ベクトル図形と方程式 ベクトル成分計算内積の利用円の性質必要十分条件

方針

円の半径を r、位置ベクトルを a,b,c とする。内分点の位置ベクトルを表し、OPQR の外心である条件を OP=OQ=OR と書く。二乗して比較すると、3組の内積が等しくなり、元の3辺の長さが全て等しいと分かる。

解答

OA=a,OB=b,OC=cとおく。A,B,C は中心 O、半径 r の円上にあるのでa=b=c=rである。

PAB2:3 に内分するからOP=3a+2b5.同様にOQ=3b+2c5,OR=3c+2a5である。したがって25OP2=13r2+12ab,また同様に25OQ2=13r2+12bc,25OR2=13r2+12caである。

O が三角形 PQR の外心であることから3つの距離は等しい。よってab=bc=caとなる。一方AB2=ab2=2r22abであり、BC2,CA2 も同様に表せるからAB=BC=CAを得る。したがって三角形 ABC は正三角形である。

逆に ABC が正三角形なら3組の内積が等しく、上の式から OP=OQ=OR となるので、実際に OPQR の外心である。

OP=OQ=ORを位置ベクトルで展開すると、元の3辺の弦長が等しいことへ戻る。

総評

難度5、計算量4。円周上の3頂点の位置ベクトルは長さが共通なので、内分点までの距離を2乗すると差は頂点間の内積だけに現れる。外心条件から3つの内積が等しくなり、弦長AB,BC,CAがすべて等しい。結論の必要性だけでなく、正三角形なら実際にOPQRの外心になる逆向きも確認した。15分程度が目安である。

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出典: 京都大学 2007年度 前期 数学(理系(乙))(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。