方針
円の半径を 、位置ベクトルを とする。内分点の位置ベクトルを表し、 が の外心である条件を と書く。二乗して比較すると、3組の内積が等しくなり、元の3辺の長さが全て等しいと分かる。
解答
とおく。 は中心 、半径 の円上にあるのでである。
は を に内分するから同様にである。したがってまた同様にである。
が三角形 の外心であることから3つの距離は等しい。よってとなる。一方であり、 も同様に表せるからを得る。したがって三角形 は正三角形である。
逆に が正三角形なら3組の内積が等しく、上の式から となるので、実際に は の外心である。
を位置ベクトルで展開すると、元の3辺の弦長が等しいことへ戻る。
総評
難度5、計算量4。円周上の3頂点の位置ベクトルは長さが共通なので、内分点までの距離を2乗すると差は頂点間の内積だけに現れる。外心条件から3つの内積が等しくなり、弦長がすべて等しい。結論の必要性だけでなく、正三角形なら実際にがの外心になる逆向きも確認した。15分程度が目安である。