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京都大学 2007年度 前期日程 第2次学力試験理系(乙)数学 第1問

以下の各問に答えよ。

(1) 次の定積分を求めよ。022x+1x2+4dx(2) 1歩で1段または2段のいずれかで階段を昇るとき、1歩で2段昇ることは連続しないものとする。15段の階段を昇る昇り方は何通りあるか。

難易度4/ 10計算量4/ 10目安15

積分場合の数 置換積分、数え上げ、場合分け、計算整理

方針

(1) は分子を 2x と1に分け、前者は x2+4 の置換、後者は標準的な対数形の原始関数を使う。(2)は2段の歩数を k と固定する。1段歩行の間または両端にある空所へ2段歩行を高々1つずつ置くことで、連続しない条件を処理する。

解答

(1) 積分を2つに分けると022x+1x2+4dx=022xx2+4dx+02dxx2+4.それぞれの原始関数は2x2+4,log(x+x2+4)である。したがって022x+1x2+4dx=2(222)+log2+222=424+log(1+2).(2) 2段昇る歩数を k とする。このとき1段昇る歩数は 152k である。152k 個の1段歩行を先に並べると、その間と両端には全部で 162k 個の空所がある。2段歩行が連続しないためには、このうち異なる k 個の空所に2段歩行を1つずつ置けばよい。

この配置が可能なのは 0k5 のときであり、固定した k に対する個数は 162kCk である。したがって求める総数は16C0+14C1+12C2+10C3+8C4+6C5=1+14+66+120+70+6=277通りである。

別解

解法2(漸化式で昇り方を数える)

方針

(1) は分子を2項に分け、微分して確かめられる原始関数を用いる。(2)はr段の昇り方をur通りとし、最初の歩幅で分類する。最初が2段なら次は必ず1段なので、3段分をまとめて除ける。

解答

(1) 2xx2+4dx=2x2+4,dxx2+4=log(x+x2+4)である。したがって022x+1x2+4dx=[2x2+4+log(x+x2+4)]02=424+log(1+2).(2)

r段の階段を条件どおりに昇る方法をur通りとする。直接数えてu1=1,u2=2,u3=3.r4で最初の1歩を分類する。最初が1段なら残りはur1通りである。最初が2段なら次の1歩は必ず1段であり、その後はur3通りである。よってur=ur1+ur3.順に計算するとr456789101112131415ur469131928416088129189277となる。したがって答えは277通りである。

総評

難度4、計算量4。(1)は分子を分けて2つの基本積分へ帰着する。(2)は2段歩行の個数を固定して空所へ置く解法と、最初の歩幅で分類する漸化式解法を収録した。空所法では0k5の根拠、漸化式法では最初が2段なら次が必ず1段であることを明記する。15分程度が目安である。

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出典: 京都大学 2007年度 前期 数学(理系(乙))(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。