方針
平面 は直線 を含むので と書ける。 平面となす角が で,点 を通ることから ,すなわち である。点 が属する側は なので,円柱内では の部分だけが寄与し,高さは になる。あとは底面円の横幅 を掛けて積分する。
解答
平面 は 平面上の直線 ,すなわち を含む。したがって は の形で表せる。
この平面と 平面のなす角は である。 平面で見ると,直線 と のなす角が であり,さらに点 を通るので から である。よって である。
点 は を満たすので,求める側は である。円柱 では でもあるから,この側に含まれる高さは, が正になる において である。 でも高さは で,円柱の上面を超えない。
底面円 において,固定した に対する の幅は より である。したがって求める体積 は である。
これを計算する。第1項はである。
第2項は、円 のうち直線 より上にある弓形の面積である。弦の両端と原点を結ぶと、中心角は である。したがって弓形の面積はである。
よって
第2項は、半径2・中心角 の扇形から三角形を引いた弓形の面積。
総評
平面を決めてから,円柱内でどちら側の高さを積分するかに落とす体積問題である。想定時間は18分から22分,難易度は6,計算量は5程度。 が になること,点 側が であること,寄与する底面範囲が に限られることを順に確認する必要がある。最後の積分では, の置換積分と円弧部分の面積計算を分けると符号ミスを防げる。