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京都大学 2009年度 前期日程 第2次学力試験(数学文系)文系数学 第2問

整式 f(x) と実数 C0xf(y)dy+01(x+y)2f(y)dy=x2+Cをみたすとき,f(x)C を求めよ.

難易度5/ 10計算量4/ 10目安16

積分数と式 恒等式比較定積分評価文字消去

方針

右辺がxの2次式なので,まず両辺をxで微分し,未知の定積分を定数として扱う。A=01f(y)dyB=01yf(y)dyと置くと,微分後の式からf(x)が1次式であることが分かる。そこでf(x)=px+qとおき,A,Bp,qで表して係数比較する。最後にx=0を代入してC=01y2f(y)dyを計算する。

解答

A=01f(y)dy,B=01yf(y)dy,D=01y2f(y)dyとおく。すると 01(x+y)2f(y)dy=x2A+2xB+D であるから,与えられた等式は 0xf(y)dy+x2A+2xB+D=x2+C と書ける。

両辺をxで微分すると f(x)+2xA+2B=2x である。したがって f(x)=2(1A)x2B となり,f(x)は1次式である。

そこで f(x)=px+q とおく。このときA=01(py+q)dy=p2+q,B=01y(py+q)dy=p3+q2である。また微分後の式 f(x)+2xA+2B=2xf(x)=px+qを代入して係数を比較すると p+2A=2,q+2B=0 である。すなわちp+2(p2+q)=2,q+2(p3+q2)=0である。整理すると p+q=1,q=p3 となる。よって pp3=1,p=32,q=12 である。したがって f(x)=32x12 である。

次にCを求める。元の式にx=0を代入すると 0+01y2f(y)dy=C である。したがってC=01y2(32y12)dy=[38y416y3]01=3816=524である。

総評

難度5、計算量4。目安時間は16分程度で,積分方程式を微分して未知関数の次数を落とすのが自然である。01f(y)dy01yf(y)dyxに依存しない定数なので,そこを文字で置くと式が見通しやすい。典型的なミスは,xで微分するときに0xf(y)dyf(x)にする点を落とすこと,また最後にCを係数比較だけで決めたつもりになり,x=0で確認しないことである。

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出典: 京都大学 2009年度 前期 数学(文系)(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。