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京都大学 2022年度 前期日程 第2次学力試験文系数学 第3問

xy平面上の2直線L1,L2は直交し,交点のx座標は32である.
また,L1,L2はともに曲線C:y=x24に接している.
このとき,L1,L2およびCで囲まれる図形の面積を求めよ.

難易度5/ 10計算量4/ 10目安15

微分積分図形と方程式 接線・法線面積計算、計算整理

方針

放物線 y=x2/4 の接点を t として接線を表す。2接線の接点を u,v とすると、直交条件から uv=4、交点の x 座標から (u+v)/2=3/2 が得られる。これで接点 1,4 が決まり、交点を境に左右それぞれで放物線と接線の差を積分する。差は (xu)2/4 という平方になるので、積分の途中式も短く整理できる。

解答

放物線 C:y=x24x=t における接線を求める。C の傾きは y=x/2 であるから、接線は yt24=t2(xt) すなわち y=t2xt24 である。

2本の接線の接点の x 座標を u,v とする。接線の傾きはそれぞれ u/2,v/2 なので、2直線が直交する条件は u2v2=1 であり、uv=4 である。

また、2本の接線 y=u2xu24,y=v2xv24 の交点の x 座標は、uv として uv2x=u2v24 より x=u+v2 である。これが 3/2 だから u+v=3 である。

したがって u,vX23X4=0 の2解であり、u=1,v=4 である。対応する接線は y=12x14,y=2x4 であり、交点の x 座標は 3/2 である。

接線は放物線の下側にある。左側では x=1 で接する接線、右側では x=4 で接する接線が境界になるので、求める面積 SS=13/2{x24(12x14)}dx+3/24{x24(2x4)}dx.ここでx24+12x+14=(x+1)24,x242x+4=(x4)24であるからS=13/2(x+1)24dx+3/24(x4)24dx=[(x+1)312]13/2+[(x4)312]3/24=(5/2)312+(5/2)312=12548.したがって求める面積は 12548 である。

別解

解法2

方針

接点を u<v とすると、直交条件と交点の横座標から uv=4, u+v=3 を得る。放物線と接線の差は (xu)2/4 または (xv)2/4 で、交点の横座標は接点の中点である。接点間隔 d=vu だけで面積が d3/48 と表せる。

解答

接点の x 座標を u<v とする。x=t における接線はy=t2xt24である。2接線の傾きの積が 1 なのでu2v2=1,uv=4.また2接線の交点の x 座標は (u+v)/2 であり、これが 3/2 だからu+v=3.したがって u,vT23T4=0 の2解で、u=1,v=4.一般に、放物線と x=t における接線の差はx24(t2xt24)=(xt)24である。m=(u+v)/2, d=vu とおくと、左右の面積は等しく、S=2um(xu)24dx=214[(xu)33]um=d348.ここで d=4(1)=5 だからS=5348=12548.

総評

直交する2接線の条件を接点パラメータで表し、放物線弓形の面積を求める問題。目安時間は15〜20分。公式出題意図は、条件を数式化する力と積分計算力を評価するとしている。uv=4, u+v=3 の必要条件だけでなく2本が相異なることも確認し、交点 m=(u+v)/2 で境界の接線が切り替わる。直接積分と公式 S=(vu)3/48 が一致する。

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出典: 京都大学 2022年度 一般選抜(前期日程)数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。