方針
放物線 の接点を として接線を表す。2接線の接点を とすると、直交条件から 、交点の 座標から が得られる。これで接点 が決まり、交点を境に左右それぞれで放物線と接線の差を積分する。差は という平方になるので、積分の途中式も短く整理できる。
解答
放物線 の における接線を求める。 の傾きは であるから、接線は すなわち である。
2本の接線の接点の 座標を とする。接線の傾きはそれぞれ なので、2直線が直交する条件は であり、 である。
また、2本の接線 の交点の 座標は、 として より である。これが だから である。
したがって は の2解であり、 である。対応する接線は であり、交点の 座標は である。
接線は放物線の下側にある。左側では で接する接線、右側では で接する接線が境界になるので、求める面積 はここでであるからしたがって求める面積は である。
別解
解法2
方針
接点を とすると、直交条件と交点の横座標から を得る。放物線と接線の差は または で、交点の横座標は接点の中点である。接点間隔 だけで面積が と表せる。
解答
接点の 座標を とする。 における接線はである。2接線の傾きの積が なのでまた2接線の交点の 座標は であり、これが だからしたがって は の2解で、一般に、放物線と における接線の差はである。, とおくと、左右の面積は等しく、ここで だから
総評
直交する2接線の条件を接点パラメータで表し、放物線弓形の面積を求める問題。目安時間は15〜20分。公式出題意図は、条件を数式化する力と積分計算力を評価するとしている。 の必要条件だけでなく2本が相異なることも確認し、交点 で境界の接線が切り替わる。直接積分と公式 が一致する。