方針
問1は,共通値を とおき, を使って対数で を同じ文字で表す。問2は, で割った余りを まで下げる。すると が を割り切る必要があるので, を除外し, を余りの大きさで絞って確認する。
解答
問1
共通の値を とおく。すなわち である。 なので対数をとることができる。, とおくと, であるから である。 とおけば である。したがってである。よって が示された。 の場合も となるので同じ計算に含まれている。
問2 で割った余りを求める。 とみなして整理すると である。したがって であり,さらに である。よってである。
したがって,条件は と同値である。 のとき, であり, が を割り切るなら,正の数 は を割り切る。しかし なので不可能である。
したがって を調べればよい。 では であるから,割り切れることはない。残る について確認すると, であり,いずれも割り切れる。よって求める正の整数は である。
総評
公式の出題意図は、問1で指数・対数の基本理解、問2で多項式と整数に関する基礎理解と論証力を問うとしている。難度5,計算量5。想定時間は15分程度。問1は に気づき,対数を同じ文字でそろえれば一行の係数計算に落ちる。問2は整式の割り算を最後まで行うより, として余りを下げると速い。余りが になった後は, と を大きさで除外し, を明示確認するのが答案として堅い。問2は正の整数を別プログラムで全探索し、 のみとなることを再確認した。