方針
底を2にそろえるため,と置く。よりであり,不等式はに整理される。そこでとに分ける。はがともに1より大きい,またはともに1より小さい場合,は片方だけが1より大きい場合である。の条件はから直線,で表す。
解答
とおく。であり,なので である。
底の変換公式より であり,また である。したがって与えられた不等式は となる。左辺をまとめると であり, すなわち である。
よって場合分けする。
(i) のとき。このとき であるから である。はが同符号であること,すなわち に対応する。また なので,は すなわち である。
(ii) のとき。このとき分母が負なので であり, である。は に対応する。または すなわち である。
以上より,求める範囲はまたは である。ただし である。図示すると,第一象限から直線,,,を境界として除き,同符号領域では2本の斜線の外側,異符号領域では2本の斜線の内側を取る。
求める領域
色を付けた部分が解であり,4本の破線上および座標軸上の点は含まない。
総評
難度6、計算量5。目安時間は20分程度で,底を2にそろえる置換が核心である。に直すと不等式自体はまで整理されるので,勝負はの符号による場合分けである。座標平面へ戻す際,の符号はが1より大きいか小さいかを表し,は,に対応する。境界線はすべて不等号が厳しいため含めない。