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九州大学 2007年度 後期日程 第2次学力試験理系(後期)数学 第1問

4点O(0,0,0)A(1,1,4)B(4,2,2)C(2,2,2)を頂点とする
四面体において,頂点Oから辺BCに下ろした垂線と辺BCとの交点をQ
頂点Aから三角形OBCを含む面に下ろした垂線とその面との交点をRとする.
このとき以下の問いに答えよ.

(1) 線分OQの長さを求めよ.

(2) 三角形OBCの面積を求めよ.

(3)Rの座標を求めよ.

(4) 四面体OABCの体積を求めよ.

難易度5/ 10計算量5/ 10目安20

ベクトル図形と方程式 座標設定ベクトル成分計算面積計算

方針

(1) は辺 BC 上の点を B+s(CB) と置き,OQBC を内積0で表して s を求める。(2)は OBOC を内積で確認すれば,三角形 OBC の面積は直角三角形として出せる。(3)は平面 OBC の方程式を B,C が満たす形で求め,法線方向に A から下ろした足を計算する。(4)は底面積 [OBC] と高さ AR から四面体の体積を出す。

解答

(1) BC=CB=(2,2,2)(4,2,2)=(2,4,4) である。辺 BC 上の点を Q=B+s(CB)=(42s,2+4s,24s) とおく。 OQBC より OQBC=0 である。したがって (42s)(2)+(2+4s)4+(24s)(4)=0 である。整理すると 24+36s=0 より s=23 である。よって Q=(83,23,23) であり,OQ=(83)2+(23)2+(23)2=8=22である。

(2) OB=(4,2,2),OC=(2,2,2) である。内積はOBOC=42+(2)2+2(2)=0なので,OBOC である。またOB=42+(2)2+22=26,OC=22+22+(2)2=23である。したがって[OBC]=12OBOC=122623=62である。

(3)

平面 OBC は原点を通るので,方程式を lx+my+nz=0 とおく。点 B(4,2,2)C(2,2,2) を代入すると 4l2m+2n=0,2l+2m2n=0 である。これを解くと l=0, m=n とできるので,平面は y+z=0 である。

この平面の法線方向は (0,1,1) である。したがって A(1,1,4) から下ろした垂線上の点を (1,1+s,4+s) とおく。この点が平面上にあるとき (1+s)+(4+s)=0 だから s=52 である。よって R=(1,32,32) である。

(4)

高さはAR=02+(52)2+(52)2=522である。したがって四面体 OABC の体積は13[OBC]AR=1362522=10である。

Q は辺への垂足、R は面への垂足であり、求め方を分けて考える。

総評

難度5,計算量5。辺への垂線の足 Q と,平面への垂線の足 R を別々に処理する問題である。Q は辺上の媒介変数と内積0,R は平面方程式と法線方向で求めると混乱しにくい。(2)で OBOC が分かるので底面積は短く出せる。体積では底面を OBC,高さを AR と明示することが重要。目安時間は20分前後。

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出典: 九州大学 2007年度 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。