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九州大学 2009年度 前期日程 第2次学力試験(数学文系)文系数学 第2問

座標平面に3点O(0,0)A(2,6)B(3,4)をとり,
Oから直線ABに垂線OCを下ろす.
また,実数stに対し,点POP=sOA+tOBで定める.このとき,次の問いに答えよ.

(1)Cの座標を求め,
CP2stを用いて表せ.

(2) s=12とし,tt0の範囲で動かすとき,
CP2の最小値を求めよ.

(3) s=1とし,tt0の範囲で動かすとき,
CP2の最小値を求めよ.

難易度4/ 10計算量4/ 10目安18

ベクトル図形と方程式 座標設定ベクトル成分計算微分による最大最小

方針

直線ABの方向ベクトルを使って,垂線の足CをA+u(BA)の形で求める.その後,OP=sOA+tOBからPの座標を出し,CP2を二次式に展開する.(2)(3)はそれぞれsを固定した一変数二次関数なので,平方完成して頂点が制約t0に入るかを確認する.端点確認を省かないことが重要である.

解答

(1)

直線ABの方向ベクトルは AB=BA=(32,46)=(1,2) である.点Cは直線AB上にあるので,実数uを用いて C=A+uAB=(2,6)+u(1,2)=(2+u,62u) と表せる.さらにOCABだから (2+u,62u)(1,2)=0 である.これを解くと 2+u2(62u)=0,5u10=0,u=2 となる.したがって C=(4,2) である.

また OP=s(2,6)+t(3,4)=(2s+3t,6s+4t) なので P=(2s+3t,6s+4t) である.よって CP=(2s+3t4,6s+4t2) であり,CP2=(2s+3t4)2+(6s+4t2)2=40s2+60st40s+25t240t+20である.したがって CP2=40s2+60st40s+25t240t+20 である.

(2) s=1/2を代入するとCP2=40(12)2+60(12)t40(12)+25t240t+20=25t210t+10である.平方完成すると 25t210t+10=25(t15)2+9 である.頂点t=1/5t0を満たすので,最小値は 9 である.

(3) s=1を代入すると CP2=25t2+20t+20 である.平方完成すると 25t2+20t+20=25(t+25)2+16 であり,頂点はt=2/5である.これは条件t0の範囲外にある.二次関数は上に開くので,t0では端点t=0で最小となる.よって最小値は 20 である.

垂線の足 C とベクトルの配置

総評

難度4,計算量4,目安時間18分.垂線の足を A+u(BA) と置いて C=(4,2) を求め,距離平方を二次式にする.(2)は頂点が t0 の範囲内,(3)は範囲外という対比があるため,平方完成後の端点確認が重要である.配置図により OCAB を確認できる.

冊子PDFで見る九大のベクトルの問題で問題集を作る

出典: 九州大学 2009年度 前期 文系 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。