方針
まず を使い、余りを次々に出す仕組みを証明する。6桁の数は と表せるので、(2)で求めた の余りと の余りを使って、 と の合同条件に落とし込む。最後は を調べ、 を満たすものだけを残す。
解答
(1)
を13で割った商を 、余りを とすると と書ける。両辺を10倍して となる。したがって を13で割った余りは、 を13で割った余りに等しい。よって は を13で割った余りである。
(2)
(1) を順に用いる。 であり、さらに である。したがって である。
(3)
条件(i)(ii)より、 は と書ける。ただし は1から9までの整数、 は0から9までの整数である。
(2) より を13で割った余りは である。また であるから、 が13で割り切れる条件は すなわち である。
について、 を満たすものを調べるとである。よって許される組は である。したがって求める自然数は である。
別解
解法2
方針
合同式だけで処理する。余りの列は から順に作る。(3)では先頭桁を ,末尾桁を とし, の取り得る範囲を使って,合同式を3本の通常の一次方程式へ変える。
解答
(1) の両辺を10倍すると は のうちこの合同式を満たす唯一の数だから, を13で割った余りに等しい。
(2)
から順に掛けるとしたがってである。
(3)
条件(i)(ii)を満たす数をと書く。ただし である。(2)よりだからよって が13の倍数である条件は一方 である。この範囲で(1)を満たす数はだけである。それぞれについて を満たす解を求めるととなる。したがって求める自然数はである。
総評
難度4、計算量4。13での余りの周期と、6桁整数の表し方を結びつける整数問題である。目安時間は10分程度。(1)(2)を丁寧に書けば、(3)は と の1次合同式になる。誤りやすいのは、 を と表すところ、また が1桁の数字なので も許される一方で は許されないところである。表を作って候補を削ると、最後の列挙が安定する。