方針
(1) はと置き、長さの条件と垂直条件を連立する。(2)ではを行列式へ代入すると、はに、はに比例する。正の条件の下で面積相等からを得て、最後にを用いる。
解答
(1)
と置く。よりまたであり、だから(2)からを(1)へ代入するとである。候補はだが、は第1象限にあるのでである。
(2)
と略記する。であるからよってで二つの面積が等しいからである。したがってとなり、である。条件からを得る。
のとき、はの方向を向く。
別解
解法2(回転と平行四辺形の面積)
方針
(1) は直角三角形に注目する。なのでであり、はを回転したベクトルのどちらかである。第1象限条件で向きを決める。(2)はベクトルの線形性から、との面積が共通の基本平行四辺形のそれぞれ倍になることを使う。
解答
(1)
なので三角形はを直角とする。したがってと同じ長さで直交するベクトルはまたはである。前者なら後者ならとなる。第1象限にあるのは前者だけなのでである。
(2)
である。平行四辺形の符号付き面積の双線形性より共通の絶対値はでなく、なので、面積相等はと同値である。よってよりとなるからである。
総評
(1) の連立計算ではだけでなくも一度は得られるため、「第1象限」の条件で後者を除く記述が必要である。(2)ではの係数と面積の対応が入れ替わり、が倍、が倍になる点に注意する。最終結果を代入すると、したがってであり、二面積もともにとなるので両条件を独立に確認できる。