方針
7が出る回と,8・9・10のいずれかが出る回を分ける。
1から6が出ないことも含めた確率なので,全体の分母はである。
隣り合う確率の比で増減を調べる
を作ると,組合せの階乗と大きな累乗が消える。
比が1より大きい範囲で確率は増え,小さい範囲で減る。
最大値が二つになるのは,増加から減少へ移る途中で比が1になる場合である。
は7の出現回数であり,の整数を取る。0回の場合を落とさない。
特に(3)では,のときにがともに最大になる。
解答
(1) 回のうち7が出る回の位置は通りある。
その回には7,残りの回には8・9・10のいずれかが出るので(2) ではのとき,比が1より大きい条件はである。
よってでは,
ではとなる。
したがって最大となるのは(3) 比はとともに狭義単調に減る。
したがって最大値を取るが二つになるための必要十分条件は,
の整数でとなることである。
これはと同値である。したがって求める条件はこのとき最大値を取るのはの二つである。
どちらもを満たし,それより前では増加,後では減少する。
ではだけ,ではだけが最大となるため,上の条件以外に例外はない。
別解
別解・背景
方針
1から6が出ない条件を付けて数える別解。
解答
「回とも1から6が出ない」事象をとする。
であり,のもとでは各回に7・8・9・10が等確率で出る。
したがって,のもとで7が回出る確率はこれにを掛ければ(1)のが得られる。
条件付き確率を使う場合も,最後に条件そのものが起こる確率を掛ける。
一方,最大となるの比較では,によらない正の係数を除いてよい。
総評
組合せの式を直接比較するより隣り合う確率の比を取るとよい。同じ最大値を取る条件では、等号を満たす整数と出現回数の範囲を照合する。