Evolton

九州大学 2026年度 後期日程 第2次学力試験理系(後期)数学 第3問

赤玉5個,白玉3個,青玉2個の合計10個の玉が入っている袋がある。
この袋から玉を1個ずつ,すべて取り出して,取り出した順に一列に並べる。
以下の問いに答えよ。

(1) 赤玉が連続して5個並ぶ確率を求めよ。

(2) 赤玉が両端にあり,かつ青玉が隣り合わない確率を求めよ。

(3) 青玉が隣り合わないという条件のもとで,赤玉が連続して5個並ぶ条件付き確率を求めよ。

難易度4/ 10計算量3/ 10

場合の数、確率 数え上げ、余事象、条件付き確率

方針

同色の玉を区別せず,色の並びを数える。
どの色の並びも,玉を区別した順列では5!3!2!通りに対応するため,すべて同じ確率である。
連続する玉を一つのまとまりにし,隣り合う場合を引く
全体は10!/(5!3!2!)通り。赤5個が連続する場合は一つにまとめる。
青2個が隣り合う場合も一つにまとめて数え,求める場合の数から引く。
(3)では条件を満たす並びの総数を分母にする。

(2) は両端の赤を先に固定し,内側の8個を数える。
青が連続する場合は,内側の青2個を一つにまとめた7個の並びになる。

(3) は「赤の連続」と「青が隣り合わない」が同時に成立する並びを数える。
赤のまとまりを作った後でも,青がそのまとまりの両側にあれば隣り合わない。
赤のまとまりを一つの記号として扱った並びで,青同士が直接並ぶ場合だけを除く。

解答

すべての色の並びはN=10!5!3!2!=2520通りで,等確率である。

(1) 赤5個を一つにまとめれば,赤のまとまり1個,白3個,青2個の6個の並びとなる。
その数は6!/(3!2!)=60だから602520=142.(2) 両端を赤に固定すると,内側は赤3個,白3個,青2個であり,
8!/(3!3!2!)=560通り。
このうち青が隣り合う並びは,青のまとまりを一つにして7!/(3!3!)=140通り。
したがって560−1402520=16.(3) 青が隣り合う並びは,青をまとめた9個から9!/(5!3!)=504通り。
よって青が隣り合わない並びは2520−504=2016通り。

赤が連続する60通りのうち,青も隣り合う並びは,
赤のまとまり1個,青のまとまり1個,白3個から5!/3!=20通り。
したがって求める条件付き確率は60−202016=5252.

別解

別解・背景

方針

両端の色を先に固定し、内側の青の位置を選ぶ別解。

解答

両端が赤となる確率は(5/10)(4/9)=2/9。
この条件のもとで,青の位置は内側の8か所から選ぶ2か所であり,すべて等確率である。
隣り合う2か所は7通りなので,青が隣り合わない条件付き確率は8C2−78C2=34.よって同時に起こる確率は(2/9)(3/4)=1/6となる。

色の並びを全体として数える方法と,先に一つの条件を固定して位置を選ぶ方法は同じ結果になる。
条件を固定した後の標本数が,10個から8個へ変わることを確認する。

総評

同色の玉を区別しない色の並びは、どれも同じ個数の区別された順列に対応する。連続条件は一つにまとめ、隣り合わない条件は余事象で数える。条件付き確率では、条件を付けた後の全体を分母に置く。

九州大学 理系数学 後期 過去問10年 2017–2026年度問題編59ページ・解答編112ページ 1,980円税込購入する

冊子PDFで見る九大の場合の数の問題で問題集を作る

出典: 九州大学 2026年度 後期日程 数学(理系)(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。