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九州大学 2026年度 後期日程 第2次学力試験理系(後期)数学 第4問

放物線C:y=2x2−x−2と直線ℓ:y=x−2を考える。以下の問いに答えよ。

(1) 放物線Cと直線ℓで囲まれた領域の面積を求めよ。

(2) 放物線C上の点P(k,2k2−k−2)と点Q(0,−2)を考える。
ただし,0≤k≤1とする。点Pから直線ℓへ垂線を引き,交点をHとする。
線分PHと線分QHの長さをそれぞれkを用いて表せ。

(3) 放物線Cと直線ℓで囲まれた領域を,直線ℓのまわりに一回転させてできる立体の体積を求めよ。

難易度5/ 10計算量4/ 10

図形と方程式、積分 座標設定、体積計算、置換積分

方針

回転軸が斜めなので,x軸に垂直な切り口をそのまま円とみなすことはできない。
(2)のQHが回転軸に沿った座標,PHが切り口の半径になる。
軸に沿った距離で切り口を積分する
交点のx座標は0と1。垂線の足はH=(k2,k2−2)なので,
PH=2k(1−k),QH=2k2となる。
u=QHとおき,du=22k dkを使って円の面積を積分する。

kが0から1へ増えると,u=2k2も0から2へ増える。
したがって,回転軸に垂直な切り口ごとに放物線上の点Pが一つ決まる。
元の領域の切り口は線分PHであり,回転させると半径PHの円になる。

積分の変数をuからkへ戻す際,duをdkに置き換えるだけでは体積を求められない。
長さの変化率22kを掛ける必要がある。

解答

(1) 交点はx=0,1で,0≤x≤1では直線が放物線より上にある。
よって面積は∫01{(x−2)−(2x2−x−2)} dx=13.(2) 直線はx−y−2=0なので,点と直線の距離からPH=∣k−(2k2−k−2)−2∣2=2k(1−k).また,垂線の足はH=(k2,k2−2)だからQH=(k2)2+(k2)2=2k2.(3) u=QH=2k2とおく。
回転軸に垂直な切り口は半径PHの円である。
du=22k dkより,求める体積は∫02π(PH)2 du=42π∫01k3(1−k)2 dk=42π(14−25+16)=2π15.

別解

別解・背景

方針

回転軸に沿った座標と垂直な座標で表す方法。

解答

点(x,y)に対しu=x+y+22,v=y−x+22とおくと,uはQから回転軸に沿った座標,vは軸に垂直な符号付きの座標である。
放物線上ではu=2x2,v=−2x(1−x),直線上ではv=0となる。
この二つの座標は,平面を45度回転して原点をQへ移したもので,長さを変えない。

斜めの軸の回転体でも,軸に沿った座標と垂直な距離を求めれば,円の切り口で積分できる。
問題の誘導で求めた二つの長さを,それぞれ積分の変数と半径に使う。

総評

誘導で求める二つの長さは、切り口の半径と積分する軸の座標になる。斜めの軸では、元のx座標の刻みをそのまま体積の積分に使えない。変数を戻す際の変化率まで書く。

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出典: 九州大学 2026年度 後期日程 数学(理系)(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。