方針
放物線の軸が区間に入るかどうかで最小値を分ける。軸が外にある場合は近い端点で最小となる。最後は得られたの3つの式をそれぞれ最小化する。
解答
(1)
のとき,区間はである。放物線の軸はで,これはこの区間に含まれる。したがってである。
(2)
の軸はである。この軸が区間に含まれる条件はであり,これはと同値である。
したがって,のときである。
のときは軸が区間の右側にあるので,区間内では右端で最小となる。よってである。
のときは軸が区間の左側にあるので,区間内では左端で最小となる。よってである。
以上よりである。
(3)
では,はで最小値をとる。では,の最小値は端点での値である。
では,はで最小値をとる。
よってが実数全体を動くときのの最小値はである。
別解
解法2
方針
区間を固定するためと平行移動し,上の平方完成として処理する。全体の最小値も各式を平方完成して比較する。
解答
(1)
とおくとであり,だからである。
(2)
一般にとおけばとなる。頂点が内にある条件はである。頂点が右に外れるでは,左に外れるではで最小となる。よってである。
(3)
外側の2式はであり,それぞれ許された範囲内でをとる。中央ではである。したがって全体の最小値はである。
総評
難度5,計算量5。想定時間は16分程度。軸が動く区間の中に入る条件を正確に作ることが主な得点点である。(3)では(2)で得た各場合の式をさらに最小化するため,端点と二次関数の頂点の両方を確認する必要がある。