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岡山大学 2018年度
文理共通数学 第3問

問題

を実数とし、 についての2次方程式

を考える。次の問いに答えよ。

(1) 方程式 が虚数解をもつような の値の範囲を求めよ。

(2) 方程式 が虚数解 をもち、 が実数になるような の値をすべて求めよ。

出典:岡山大学 2018年度 前期 文理共通 第3問

方針

解法1

虚数解の条件は判別式で求める。後半は虚数解を と置き,解と係数の関係から で表す。 が実数になる条件は, を2乗したときの虚部が0になることとして処理する。

解法2

虚数解 が満たす2次方程式を使って を一次式 に次数下げする。 は実数なので、 が非実数であることから を得る。

解答

解法1

(1)

判別式を とすると

である。虚数解をもつためには であればよいから

である。

(2)

虚数解を とおく。ただし である。解と係数の関係から,もう一つの解は であり,

である。よって

である。

また

であるから, の虚部は

である。 なので, が実数になるには

であればよい。

なら であり,(1)の範囲に入らない。したがって を考える。これは

すなわち

である。よって

であり,いずれも(1)の範囲に含まれる。したがって求める値は

である。

解法2

(1)

判別式は

虚数解をもつ条件は なので

よって

(2)

は方程式 の解なので

この関係を繰り返し使うと

末尾の定数項は実数である。 は虚数解、すなわち非実数なので、 が実数になるための必要十分条件は

である。候補は

このうち は (1) の範囲外であり、実際に方程式は となる。 はともに (1) の範囲内にある。したがって