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岡山大学 2018年度 前期文系数学 第1問

関数f(x)=x33xを考える。曲線C:y=f(x)上の点 A(t,f(t)) における接線を L とする。ただし0<t<1とする。曲線 C と接線 L の接点 A 以外の共有点を B とする。次の問いに答えよ。

(1)B の座標を t を用いて表せ。

(2) 2点 A,By 座標の差の絶対値が最大となる t の値を求めよ。

難易度4/ 10計算量4/ 10目安12

微分関数 接線・法線、展開・因数分解、微分による最大最小

方針

接線の方程式を作り,曲線との交点条件を因数分解する。接点 x=t は重解になるので,もう一つの交点を読み取る。後半は2点の y 座標差を t の関数にして最大化する。

解答

(1)
f(x)=3x23 であるから,点 A(t,f(t)) における接線 Ly=(3t23)(xt)+t33tである。曲線 C との共有点の x 座標はx33x=(3t23)(xt)+t33tを満たす。整理するとx33t2x+2t3=0すなわち(xt)2(x+2t)=0である。接点以外の共有点は x=2t であるからB=(2t,8t3+6t)である。

(2)
Ay 座標は t33t である。よって2点の y 座標の差の絶対値は(8t3+6t)(t33t)=9t(1t2)である。0<t<1 において g(t)=tt3 とおくと,g(t)=13t2であるから,g(t)t=13 で最大となる。したがって求める値はt=13である。

別解

解法2

方針

接線の傾きと A,B 間の割線の傾きが等しいことから、展開した接線方程式を作らずに Bx 座標を求める。最大化には微分ではなく相加・相乗平均を用いる。

解答

(1)

Bx 座標を u とする。ut であり、直線 ABA における接線なのでf(u)f(t)ut=f(t).左辺を因数分解するとu3t33(ut)ut=u2+ut+t23.したがってu2+ut+t23=3t23,すなわち(ut)(u+2t)=0.ut より u=2t である。よってB=(2t,8t3+6t).(2)

座標差は解法1と同様にd(t)=9t(1t2).ここで正の3数t2,1t22,1t22の和は 1 である。相加・相乗平均より{t2(1t22)2}1/313.よってt2(1t2)2427.等号はt2=1t22のとき、すなわち t=1/3 のときに成り立つ。したがってt=13.

総評

難度4、計算量4。想定時間は12分程度。接点に対応する x=t が交点方程式の重解になることが核心である。絶対値は 0<t<1 により中身が正であることを明記したい。解法1では交点方程式と微分、解法2では割線の傾きと相加・相乗平均を用い、結果を独立に照合した。

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出典: 岡山大学 2018年度 前期 文系数学 第1問(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。