方針
1回ごとの の得点を のいずれかと見て,それぞれ確率 であることを使う。小問(3)は各回の合計が 点であることから とし,分布の対称性で処理する。
解答
(1)
1回ごとの の得点は のいずれも確率 で起こる。3回の得点の和が になるのは,またはを並べ替えた場合である。したがって場合の数は 通りで,求める確率はである。
(2)
5回の得点の和が になる場合を数える。 点を基準にして, 点を , 点を と見れば,5個の値の和が になる場合である。 と がそれぞれ 個ずつあるとして, を調べると,場合の数はである。よって求める確率はである。
(3)
各回で二人の得点の合計は 点であるから, である。したがってである。 と を入れ替えると と は同じ確率で起こるので,(2)よりである。
別解
解法2
方針
1回の得点分布を多項式 で表し、 回後の合計点をその 乗の係数として数える。最後は係数の対称性を利用する。
解答
(1)
1回の の得点 は等確率なので、得点の数え上げ多項式はである。3回の合計点が3となる場合の数は の の係数である。より、求める確率は(2)
同様に、5回の合計点が5となる場合の数は の の係数である。0点と2点の回数は等しくなければならない。その共通の回数を とすると であり、係数はしたがって(3)
多項式 の係数は、次数 と で等しい。よって合計点が5未満の場合と5より大きい場合は同数である。全 通りのうち、5点以上の場合の数は各回で だから、 は と同値である。ゆえに
総評
難度4,計算量4。想定時間は12分程度。場合分けによる数え上げだけでなく、1回の得点分布を として積の係数を読む方法も有効である。5点は分布の中心なので、係数列の対称性から「5点以上」を半分に分けられる。分母は毎回3通りの結果が等確率であることから となる。