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岡山大学 2019年度
理系数学 第1問

問題

の二人がじゃんけんをする.回ごとに,勝った方は点,負けた方は点,あいこの場合はどちらも点ずつを得るものとする.回目のじゃんけんを終えた時点でのの得点の合計をの得点の合計をとする.以下の問いに答えよ.

(1) となる確率を求めよ.

(2) となる確率を求めよ.

(3) となる確率を求めよ.

出典:岡山大学 2019年度 前期 理系 第1問

方針

解法1

1回ごとの の得点を のいずれかと見て,それぞれ確率 であることを使う。小問(3)は各回の合計が 点であることから とし,分布の対称性で処理する。

解法2

1回の得点分布を多項式 で表し、 回後の合計点をその 乗の係数として数える。最後は係数の対称性を利用する。

解答

解法1

(1)

1回ごとの の得点は のいずれも確率 で起こる。3回の得点の和が になるのは,

または

を並べ替えた場合である。したがって場合の数は 通りで,求める確率は

である。

(2)

5回の得点の和が になる場合を数える。 点を基準にして, 点を 点を と見れば,5個の値の和が になる場合である。 がそれぞれ 個ずつあるとして, を調べると,場合の数は

である。よって求める確率は

である。

(3)

各回で二人の得点の合計は 点であるから, である。したがって

である。 を入れ替えると は同じ確率で起こるので,(2)より

である。

解法2

(1)

1回の の得点 は等確率なので、得点の数え上げ多項式は

である。3回の合計点が3となる場合の数は の係数である。

より、求める確率は

(2)

同様に、5回の合計点が5となる場合の数は の係数である。0点と2点の回数は等しくなければならない。その共通の回数を とすると であり、係数は

したがって

(3)

多項式 の係数は、次数 で等しい。よって合計点が5未満の場合と5より大きい場合は同数である。全 通りのうち、5点以上の場合の数は

各回で だから、 と同値である。ゆえに